[知花と僕 2]

プチS/プチM



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 なぜだろう。
 僕は彼女といると、なんだか意地悪がしたくなる。

 冬の日の教室。
 わずかに暖めてくれていた日射しは翳ってしまい、薄暗く、寒くなった。
 僕は、ぽつんと独り、彼女を待っていた。
 教室の出入口の向こうからローヒールの足音が聞こえてきた。
 歩幅が広いのだろう。間隔がゆっくりだ。
 出入口の前でそれが止まる。同時にドアが開く。
「ほな補習、始めるで」
 彼女だ。
 関西弁のイントネーションで無感情にそう言って入ってくる。
 手際良く教室の明りとエアコンを同時に入れスタスタと歩いて来ると、ほとんど表情を変えずに教壇に立つ。
 彼女は数学の教科書を開くと解説を始めた。
「四十二ページからやったな」
 長い黒髪を見事にまとめてアップにしている。
 四角いオシャレな眼鏡の奥から涼しい眼差しが注がれる。綺麗な顔だ。
「この式は、この公式によって……」
 彼女は黒板に向かう。その地味な色のスーツに押し込められ今にも弾けそうなバストが、揺れた。
「これを代入すれば……」
 窮屈そうなタイトスカートがそのヒップラインを露わにしている。
「Xは求められるわけや」
 書き終えてこちらを振り返る。またバストがその弾力を誇示した。
「聞いとんのか、宮崎」
 腰のくびれからなだらかな曲線を引いて伸びる、黒いストッキングに包まれた長い足は蠱惑的だ。
 背が高いのを気にしてか、靴はいつもローファー。
「聞いとんのか言うとんねや、昌幸(まさゆき)」
 彼女は語気を強めた。
 僕は正直に応える。
「ごめん。ぜっんぜん聞いてなかった」
 彼女の名前は知花(ともか)。従姉だ。
 彼女は溜息をついた。
「君はなんでそう向上心がないんよ。昔からちょっとやれば何でもできたやないの」
 僕は立ち上がって皮肉っぽく笑う。
「ほうお。小さい頃は滅多に会わなかったのによくそんな事、言えるね」
 彼女は無表情ながら少しうつむく。
「そらまーくんの事、好きやもん」
 かなりハッキリ聞こえた。
 でも僕はドキドキするのを抑えて聞き返した。
「今、なんて?」
 彼女は顔を上げ、僕の目をまっすぐみつめた。
「昌幸のこと、好きやから覚えてるんやんか」
 僕は生唾をゴクリと飲み込んでしまう。
「知姉(ともねえ)」
 僕は彼女のほうにゆっくり歩き出す。
 彼女は僕から視線を外さない。
「学校でその呼び方、やめて言うたやないの……」
 僕はその言葉を無視するように、にやにやと一歩ずつ、足を進める。
「そうだっけ、知姉」
 わずかにうなずく彼女。
「そうや。そうせぇへんかったら、我慢できんようなるから」
 声の感じも表情もほとんど変化しない分、聞いてるこっちが赤面する。
「僕が、初めての男、だからかな」
 エアコンが効いてきたのか、教室が暖かくなってくる。
 彼女と僕の距離はかなり縮まってきた。あと三歩ほどで手が届く。
 彼女は普段通り美しい姿勢のまま教壇にいる。逃げるそぶりはない。
「そうや。まーくん。君が初めてやったからや。好きな人とセックスできたから。それに」
 ふいに彼女が教壇から降りた。
 素早く僕との距離を縮めたかと思うと、彼女の綺麗な形の唇が僕のソレを塞いだ。
 同時に僕の股間を優しく、まさぐった。
「んん!」
 激しく舌が絡まる。小さな水音が教室に響く。
 口を離した知姉は、真顔で言ってのけた。
「ぷぁ……それにいっつもセックスできる環境やから」
 瞳の奥に本能の炎が燃えているように見える。
 ちょっといじめただけでこれだ。かわいい。
 彼女は僕のモノが硬度を増すと、手の動きをさするように変えた。
 僕は手を彼女のスーツに突っ込む。
 外国製のブラが包み込む、その砲弾型の胸は重く柔らかく温かい。
 僕も知姉も息が荒くなった。
「はぁ、はぁ。い、いいけどさ。見つかったらお互いヤバイよ? それに勉強は?」
 彼女はハッとして少し息を吸い込むと、下唇を噛むように口を閉じた。
 まじまじと僕をみつめ……溜息をはく。
「解った。今は我慢する。そのかわり」
 彼女は僕から離れ、乱れたスーツの襟を整えた。
「勉強が終わったらウチに来てや」
 僕はうなづくと今度は真面目に補習を受けた。
 彼女も普通に教えてくれる。
 勉強を教える姿だけ見てたら本当にクールできれいだ。男子がみんな憧れるのも無理はない。
 でも……知姉は僕の彼女だ。

「んん!」
 彼女の部屋に入ると同時に僕はベッドに押し倒された。
 激しいキスをしながら、彼女のスーツの前をはだけさせる。
 シャツに包まれた胸が飛び出した。それを押し上げるように下から、わしづかみにする。
「あふぅ……もっと強ぉ、跡、付いてもええからぁ」
 その頬は淡く色付き声も艶っぽい。
「知姉のおっぱい、ホントでかいよな」
「い、言わんといてぇ」
 息が乱れている。
 僕は、彼女のシャツのボタンを外しに掛かった。
 青いレースをたっぷり使った外国製のブラが露わになった。
 ブラの上からでも解る、その硬くなった胸の先を強く噛む。
「うぁ!」
 彼女がピクン、と反応した。
 音を立てて吸ってみる。
「うあ、イヤやぁ、ヤラシイ音、してるぅ」
 幾度か吸って離れる。
 見ると僕の唾液が浸みてその部分のブラの色が濃くなっていた。
 彼女は僕に馬乗りになって腰を落とした。
 タイトスカートが完全にめくれ、ストッキングに覆われた白いパンティがまぶしく見える。
 彼女はその股間を僕の学生ズボンの中で硬くなった肉棒に擦りつける。
「ああん、こない硬ぉなってるぅ……」
 僕は思わず、声を上げてしまった。
「う、きもち、い」
 彼女の目が少し細くなる。優しい表情だ。
「あ、はぁ。気持ええんや、ね。うん、あたしも、気持ええよ」
 彼女の手が僕の学生服のジッパーに掛かる。
 半分くらい下げて手を滑り込ませた。
「ひゃっ」
 シャツの上から僕の乳首を刺激した。
「男の子も乳首、感じるんやね」
 僕は反撃する。
 腰を何回も跳ね上げ、その部分に刺激を与えた。
「んん! あ、こす、れ、る」
 彼女は僕の胸に頭を乗せる。
 眼鏡がズレた。それが息で曇る。
 目を閉じ、わずかに眉をひそめた。
「あああ、あかん、てぇ、まだ、イ、イきとない、の、にぃ」
 僕のパンツの中が、ぐちゃぐちゃと濡れている感じがする。
 それは僕の先走り液のせいなのか、それとも彼女の愛液のせいなのか、解らない。
「ん……っ」
 彼女が一瞬、身体を硬くした。
「……った。軽く、イッてもた……あはぁ、はぁ、はぁ……」
 やや力が抜けた彼女の瞳が潤んでいた。

「今度は僕が我慢できないよ」
「え、待って。今、イッたばっかやのに」
 僕は無視して彼女の肩を持ち上げる。
 僕の胸で潰れていた大きな水蜜桃がその形を復元した。
 はだけられたシャツの間から手を突っ込み、ブラを無理にずり上げた。
「ん!」
 ワイヤーが、まだ硬い彼女の乳首を擦る。
 ブラから零れた白い乳房は、ふるふると揺れた。
 今度は直接、その濃いピンクの突起に吸い付いた。
「うあぅ!」
 彼女は顎を上げた。
「あああ、ぞくぞくするぅ」
 僕の頭を抱き寄せ、吐息と共に言葉を吐き出した。
 僕は乳首をイジメながら彼女を押し、倒す。
 僕の手が彼女のパンストに掛かる。
 彼女は、おずおずと腰を浮かせた。
 すかさず、するりと脱がせると一気に彼女のむれた匂いが広がる。
「あ……なんやスースーするわ……」
 僕はちょっと笑った。すごく素直に思ったことを口にしているようだ。
 舌を乳首から離し、腹、そして下半身の草むらに這わしていく。
 彼女の手が僕の頭を押えた。
「ああっ! ク、クリ、めっちゃええ! 気持ちええよぉ!」
 僕はその強い反応を嬉しく思いながら、その小さな、しかし立派に勃起している部分を舐めた。
「あぅあ、はぁっ、はぁっ……下からっ、上にぃ! あああ!」
 僕は言われるまま舌を使って攻め立てる。
 犬がミルクを舐めるような水音が部屋中にこだまする。
「ああ、ああ、ああー」
 彼女のあえぎ声に抑揚がなくなってきた。
「あかん、もう、早う、なあ。早う、入れてぇなぁ……」
 切ない声。
 ぼくは彼女から離れる。
「あ……」
 彼女は僕を見上げた。
「少し、待って」
 シャツを脱ぎ、ズボンとパンツをゆっくり脱ぎながら、彼女を見下ろす。
 まだ原形をとどめるアップの髪。
 曇りがちな眼鏡の奥から、欲求のままに真っ直ぐ見つめる瞳。
 前のはだけたシャツの下にずり上がったブラ、そして輝く巨乳。
 まくれ上がったタイトスカート。
 いつ見てもエロい……。
 パンツを脱ぐと僕のモノが自分でも驚くほど剛直にそそり立つ。
「ああ、めっちゃおっきぃ……じらさんといてぇ」
 彼女が僕のモノを見て懇願した。
「先に口でやってくれると嬉しいんだけど」
 彼女は一瞬、僕の目を睨んだがすぐそれにむしゃぶりついた。
「んぶぅぶる……」
 手でしごきながら先のほうを吸う。
 ものすごく生々しい音。
 頭を前後に揺らし、のどの奥まで入れては出す。
「うあっ……ああ、いいよ、知姉っ」
 僕は一気に射精感が高まった。
「ん、ん、んふっ」
 時々彼女の眼鏡が下腹部に当たる。冷たい。
 先っぽを吸い取るように口を離す。
 手はそのまま、にちゅにちゅと僕のモノを擦っている。
「あぁぁー、すごいビクビクしてきたでぇ」
 僕を朦朧と見上げる。
 離した口から、よだれとカウパー腺液の混じったものが垂れた。
「知花」
 僕は彼女を抱きしめてまた押し倒した。
「来てぇ! その熱っつぅて硬ったぁいのん、ちょうだいやぁ!」
 僕は僕の屹立に手を沿えそのクレバスにあてがうと、一気に貫いた。
「ああっ!」
 もう僕の腰は暴走特急だ。
「あ、あっ、ああ! 感じる! まーくん! まーくぅん!」
 彼女は僕をぎゅっと抱きしめた。
「知花! 知花!」
 パツパツと、お互いの肉体がぶつかり合う音がする。
 彼女がアップだった髪をほどく。ふわりとローズの香りが立ち上がる。
「ああっ、はぁっはぁっ、ああ! まーくんのおち○ぽぉ! きもちええよぉ! あああっ」
 彼女の腰もうねうねと、僕に合わせて動き始める。
「知花、その動き、いい! ああ! 知花!」
 彼女の肉壁が強く僕自身を絞め付ける。
「ああ! すごく、う、絞まるよ!」
 彼女の声のトーンが下がる。
「あ、まーくん、いきそ、はっ、はっ、あ、イク、イク、あ、イク、イきそ、はっ、はっ」
 イク寸前の証拠だ。
 僕はさらに腰にひねりを加えて突き上げる。
 彼女は顎を上げ絶叫する。
「あああっ! い、いっく、いっく、あああ! あああ! いっくぅぅ!」
 僕もその声を聞いてものすごい射精感が襲ってきた。
「ああっ! 知花! 出る、出る出る出る!」
「ええよ! 今日は! な、膣内で、射精してぇえええ!」
「出すよ、出すよっ! ああ――ッ!」
「んああああああ――ッッ!!」

「あ、膣内で、出されてる……びくんびくん、なってる……」
 僕はあまりの放出感で荒い呼吸でだけ、返事をした。
 彼女は僕の頭を撫でた。
「お腹、一杯やわ……」
 僕はなんとか腕を伸ばし、中からモノを抜いた。
「んん! 抜くときにも感じるんやな……」
 なんてエロい人だ。
 そう思いながら横にごろりと転がった。

 彼女が僕の横顔をずっと見ている。
「ふふ……なんでやろ。まーくん見とったらな、いじめられたくなるんよ……」
 僕は思わず笑った。
「僕は知姉をいじめたくなるから、相性、ばっちりだよ」
 ぼくらは軽くキスをして。
 まどろんだ。

END


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