[智子の告白 9]

ハーレム・ナイト


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 今。
 この部屋には、三人の裸体があった。

 わたし――美河 智子(みかわ ともこ)。
 彼――わたしの従弟で恋人である昌宏(まさひろ)。
 そして彼女――彼の先輩の朝比奈 孝美(あさひな たかみ)さん。

 わたしと彼はセックスの途中だ。
 その彼に朝比奈さんは本気のキスをしている。
 普通には有り得ない異常な空間。

「んん……」
 彼女によって顔を横に向けられた彼は、驚きと共にその行為を受け入れていた。
 わたしの中にある彼のおチンポがその驚きのせいか、やや小さくなる。
 潤んだ瞳の朝比奈さんが、彼から少し離れた。
 二人の唇の間に、つ……っと唾液の銀糸が伝う。
「あたしも、本気、だから……」
 彼女がもう一度、彼に唇を重ねる。
 今度はかなり激しく深い。大きく口を開け頭を動かす。
「んちゅ……ぷちゅ……ちゅる……」
 彼の舌や唇だけでなく、全てを吸い尽くすような情熱的でいやらしい唾液の音がする。
 彼のモノが今度は少し大きくなった。身体は正直、とはよく言ったものだ。

 わたしは彼女を見つめて話しかけた。
「朝比奈さん。もう後戻りでけへんよ。ええんやな」
 彼女は熱っぽい眼をわたしに向けた。
 彼の鼻先に舌を這わせてから、少し離れる。
 いったん、息を吸い込んで真っ直ぐな眼差しを向けた。
 強い意志が光っている。
 彼女は告白した。
「はい。だって好きだから。昌宏君が、好きだから……愛してるから」
 わたしは頷いた。
「よう言うた。その言葉が聞きたかったんや」
 朝比奈さんは意外そうな顔をする。
 わたしは身体を起こした。
「……ん、ちょっと抜くで」
「え、なに?」
 わたしは彼のその疑問に微笑みで答える。
 腰を引くと、ぬぷっと粘液の音がして彼の反り返るおチンポが抜けた。
 ちょっと惜しかったが、わたしはベッドを降りる。
 横にしゃがんで彼に頼んだ。
「仰向けに寝て」
 彼は首をひねりながらも、言われたとおりにベッドの上で仰向けに寝た。
 股間からは彼のしっかりした腹筋に先端が当たるほど、熱く硬いモノが屹立していた。
 わたしは彼の耳元で囁いた。
「ここからは新しいプレイや」

 わたしは朝比奈さんのそばに立つ。
 彼女は胸の前で手をぎゅっと握って真っ赤になりながら、彼の肉茎を見つめる。息が荒い。
 わたしは彼女に静かな声で言った。
「今まで煽ってごめんな。わたしとあんた……孝美は同じ人を愛してる。せやから、先の事はおいといて、今は一緒に愛さへん?」
 彼女の背中を軽く押した。
「さあ……」
 彼女は一瞬びくっとして、わたしを見つめる。
 わたしは少しおどけるように手を執事みたいに彼へ向けて微笑んだ。
「ようこそ、まぁくんを愛でる会へ」
 彼女はくすっと笑った。

 わたしと孝美は、彼のモノに顔を近づけた。
「すごい……こんなに熱いんだ……」
 孝美は彼のおチンポをおずおずと握って、顔を赤くした。
「そうなんよ……れろれろ……」
 わたしも彼のモノの先端をつまんで、ちろちろと舌先で舐める。
「うあっ……」
 彼が反応した。
「ほら、孝美も。この先の下にあるくびれのとこが感じるんよ」
「は、はい」
 わたしと同じように、反対側から彼の先端、カリの部分を舐めた。
「れろ……れろ……」
「あっ、朝比奈さん……気持ちいいよ」
 彼女は嬉しそうに、はにかんだ。

 わたしたちふたりは舌と手を使い、たっぷりと彼を攻め上げる。
 わたしは彼のモノを口に含み、頭を上下させていた。
「ん、んぷ、ん、ぷ……ぷあっ……こうやって口をすぼめて、吸い上げるようにな」
「はい、やってみます。ん、んぐ……」
 彼女は昌宏のモノを口いっぱいに頬張った。
「ん、んんっ、ぷ、ちゅ、ん……」
 ぎこちなく、だが一生懸命にフェラチオをする。
「ず、ずずっ、ん、ちゅ、ぷ」
 彼の腰が動く。
「あ、いいよ、で、出る、出る……あ、出る」
 孝美が少し顔を離して、ゆずってくれる。
 わたしたちは、頬をくっつけて同時にその敏感な部分を口で攻めた。
 孝美は茎の部分をしごく。
 わたしは玉のほうを撫でる。
 彼のモノが硬度を増し、先端が熱く滾る。
 射精の時期が近い。
 彼が声を上げた。
「あ、あっ、あああっ! で、出るっ!」
 ぐっと全体が膨らんだ瞬間、溜まっていた精が激しくほとばしった。
「うあああっ!」
「ひゃん!」
「んん!」
 その白濁液はわたしと孝美の髪や頬、肩や胸まで白く染めた。
「うわ……まだ出てる……この匂い……すごいエッチ……」
 彼女は顔に付いた精液を指で掬い、舐めた。
 ぼうっとしている。かなり、興奮しているようだ。
「まぁくん。一回出したくらいやったら全然収まらんよな」
 彼は顔を赤くしながら、頷いた。
「まぁくんは一ヶ月我慢しとったもんなぁ。ほな、次は本番やで」

 孝美が膝立ちの体勢で昌宏を跨いでいる。
 わたしは同じ姿勢で彼女の後ろから、その身体を支えるようにしていた。
 彼のおチンポに手を添えて、孝美の股間にあてがう。
「ゆっくり、腰を降ろすんやで……」
「はぁ……はぁ……ちょ、ちょっと怖いな、やっぱり……」
 わたしはもういっぽうの手で彼女の乳房を優しく揉んだ。
「ん……智子さん……」
「そやな、怖いよな。でも、愛してるんやろ。覚悟したんやろ」
 彼女の陰毛はわたしと同じで、薄い。
 ぷっくりと膨らんだ恥丘にある、そのささやかな茂みからは充分な潤いが泉のように溢れていた。
 そこに早く入りたいというように、わたしに手を添えられた彼の雄々しく猛る欲棒がビクビクと脈打っている。

 孝美がごくりと喉を鳴らした。
「じゃ、じゃあ、いきます」
 緩やかに、それを自分の中に挿入し始めた。
「ふっ……ぐぅ……っ!」
 彼女の全身に力が入る。
 苦痛に歪む顔。途切れ途切れになる息。絞り出すような声。
「う、ああああ……っ!」
「まだ半分や。耐えられるか?」
「は、はひ……だ、大丈夫です」」
 ふるふると震えながらも、気丈に答える。
 わたしは彼女を抱きしめるようにして、その頬にキスをした。
 孝美はさらに腰を落としていく。
「……んっ……っあ、はぁっはぁっ……あああっ」
 ついに彼女の中に昌宏のおチンポが全部、入った。
 孝美はわたしの腕を強く掴んだまま、力は抜かず固まっている。動くと痛いからだ。
 けいれんするかのように、浅く早い息使い。
 額に汗が浮かんでいる。
 閉じられた瞳には涙が滲む。
「ようがんばったな、えらいで」
 わたしは彼女と頬を擦り合わせながら、囁いた。

 しばらくして、彼女の力が抜けていった。
「はぁ――……も、もう、大丈夫……昌宏君、う、動いてもいいよ」
「う、うん。解った」
 彼は孝美の腰に手を掛けて、ぐっと突き上げた。
「うあっ……!」
 孝美の反応は、明らかにまだ痛みがあるものだった。
「あ、まぁくん。ちょっと待って。体位変えたほうがええみたいや」
 わたしは、彼女の後ろから退いて指示した。
「孝美はそのまま後ろに寝て、まぁくんが起きて、そう、男が上のほうが安心するからな」
 彼が孝美に覆い被さるような体勢になった。
 お互いが目を合わせる。
 孝美は赤くなって目を逸らす。
 可愛い。
「もう……あたし、こんな人が見てる前でエッチしてるなんて……なにやってんのかなぁ」
 わたしは微笑んだ。
「でも、興奮するやろ?」
 彼女の返事は更に顔を赤くしただけだった。

「じゃ、じゃあ……動くよ」
「う、うん」
 彼が腰を突き出した。
「ひぅっ……ん」
 孝美はその手で昌宏の腕を掴んだ。
「痛い?」
「ちょっとだけ……でも大丈夫。動いて」
 彼はゆっくりと腰を律動させる。
「ふ、あ、あ、ん、んん……ん、んふ、ん……」
 孝美は眉間にしわを寄せながらも、次第に声に甘いものが混ざってくる。
「ああ、朝比奈さん。いいよ、中、気持ちいい」
 くちゅくちゅといやらしい水音が聞こえる。
「あ、バカ。んなこと、あ、言わない、の、お、ああん」
 わたしは椅子を持って、彼の正面に行く。
「まぁくん、わたしも見て」
 浅く腰掛けると足を広げ、自分の秘部に指を這わせた。
 もうかたほうの手は胸を揉む。
「はぁッ……ああ、まぁくん、ああう……」
 彼がわたしを食い入るように見つめる。
「あっ、昌宏君の、が、急におっきく、あっ、ああ!」
 孝美が仰け反った。
 わたしの指はだんだんと激しくクリトリスを刺激する。
「はぁっ、はぁっ……ああ、まぁくうん……わたし、ぐちょぐちょやの、見て、見てぇ……」
 本当にぐちょぐちょと淫水が溢れて、滴った。
「と、智姉ぇ、すごいよ。すっごくいやらしい、はぁっはぁっ」
 孝美が彼に抱きついた。
「バカ……! あたしも見てよ……っ、ああっはぁん、んん!」
 彼は孝美にキスを繰り返した。
「ん、んん……ちゃんと朝比奈さんも、見てる、う、ん、もう激しくしても、いい、かな」
 彼女のふわふわだった髪はすっかり肩や顔に張り付いてしまっている。
「ん、いいよ。あと、孝美、って呼んで。あっ! 気持ち良く、なって、きた、よお」
 彼は彼女の肩を背中側に腕を回し、抱いた。
「じゃあ、強くするよ。孝美」
「ん……あっ! うああ! はっ、はぅぅっ!」
 ギシギシとベッドが軋んだ。
 彼は強く腰を打ち付けている。
 客観的にこうやってナマでセックスを見た事は今までなかった。
 いつもまぁくんはああやって、わたしを攻めてるんだ。そう思うとすごく興奮してくる。
「ああっ! まぁくん、ずぼずぼしてるぅ! すごくじゅぼじゅぼぉ! あああ!」
 わたしは指を絡め、膣の奥へ差し込んだ。
「んひゅうっ!」
 親指でクリトリスを捏ねるように刺激しながら、指を出し入れする。
「あ、ああっ! まぁくん! まぁくん! ええよぉ、めっちゃ気持ちええよぉ! あああん!」
 ベッドの上でも孝美が彼の名を呼んでいる。
「あっ! なんか! きもちい! いいの! 昌宏! なんか来るの! あ、ああっ、あっ!」
 彼の腰の回転数が上がった。
「はぁっ、はぁっ! ああっ! 智姉! 孝美! あっああっ!」
「ひゅぅん! はっはっああっ! まさ、ひろお! 来ちゃう! おっきの、なんか来ちゃうのぉ!」
 ああ、あんなに物凄ぉ腰、振ってるんや。あないにされたら壊れてまいそうやん……。
「はあっはぁっ! まぁくん! まぁくん! イク、あ、イクイクイク……ッ!」
 部屋の中を興奮の吐息と淫液が交わり掻き回される音だけが支配した。
「あっ! も、もう、で、出る! あっあああっ!」
「き、来て! まさひろ! 奥に奥に出して! あああっ! 来る、くるくるくるぅぅ!」
「まぁくん! い、いいイクヒグヒグイギュイギュうぅ!」
 彼のひときわ激しい動きが腰を突き上げるような形で停止した。
「うあああ――ッ!」
「きゅぅあ――ぁあぁああっ!」
「はあああああ――ぁあんんんッ!」

 昌宏はわたしと孝美を両腕枕にして、つぶやいた。
「やっぱりこのベッドで三人は厳しいなぁ」
 孝美は寝息を立てている。
 わたしは彼の横顔を見つめていた。
「ウチの部屋のベッドは組み立て式やけど、キングサイズやで」
 彼は吹き出した。
「なに考えてんだか……」
「それで、まぁくん」
 わたしは彼に言わなければならないことがあった。
「わたしな、実はここに来る前、一回だけ同僚と寝てん」
「はぁ?」
 彼は頓狂な声を上げて、わたしを睨んだ。
「ちょっと待てよ。人に浮気するなって言っといて、どういうことだよ!」
「相手は女の子なんやけどな」
「えええ? てか、えーと……」
 やはり意外だったらしい。眼を白黒させている。
 わたしは続けた。
「わたしのこと、凄く好いてくれてたし、わたしも好きやってん。でも、まさか肉体関係を求められるとは思てなかったんやけど」
「それで、なんで許したんや」
 彼の言葉に関西弁が混じる。
「うん。ほんまにあの子は親友でな。わたしにとっては特別な子やってんやんか。それが最後の一回だけや言うて泣いて頼むし、わたしもそこまでわたしのこと好いてくれてるんやったら、と思てな」
 そこまで喋って、わたしは起き上がった。
 ベッドから降りると、床に土下座した。
「ほんまにごめんなさい。もう二度としません。許してください」
 彼の溜息が聞こえた。
「なんてーか……智姉らしいっていうか……いいって。頭、上げてよ」
 顔を上げて見ると、彼は身体を起こし苦笑いをしていた。
「ホントに言わなくてもいい事まで素直に正直に話すんだから、智姉は。解ったよ。ちょっと傷ついたけど、それはこれから癒してもらうしね。許すよ」
「ありがとう」
 わたしは彼にダイブした。
「ぐふっ! 胸! 胸が! くるし……!」

「んもう……なぁに。うるさいなぁ」
 孝美が目を覚ました。
 彼に抱きついて、キスをしているわたしを見て呆れ声を出す。
「あ、まぁだする気なのぉ? もう、しょーがないなぁ」
 彼女も彼に腕を回して、キスをした。
 わたしたちはお互い、目で合図すると同時に彼の股間に手を伸ばした。
 ハーレム・ナイトはこれからだ。

《end》


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