涼夏は、風のように、すっと俺に近づいてくる。
髪の香りがまた強くなる。
「今からここは、わたしたちだけの部屋だ」
俺に抱きついて言う。
熱い。
彼女は腕も顔も胸も、みんな熱い。
クールなのは口調と表情だけだ。
「わたしは……もう、こんなになってしまった。責任を取ってくれ」
俺の手をスカートの下に導く。
ブルマの前の部分に手の甲が当たっている。
そこは湿っていた。いや、すっかり濡れていたと言ったほうが正しい。
「すげ……こんな、濡れるんだ……」
俺は、人差し指と中指の節でその筋をなぞった。
涼夏がぴくんとなる。
「う……ふぁ……」
興奮した俺は、何度もその部分を上下になぞる。
「あ、こら、あぁっ、や、やめ……やめっ」
涼夏は、ぷるぷると震え始めた。俺にはまた、いじわるな心が芽生えた。
「やめてもいいの?」
涼夏は眼鏡の奥の瞳に、不安の色をたたえた。
「……ん、やめろと……あうっ、言ったか?」
あとは、はぁはぁと切ない息使いだけだった。
俺はさらに、その動きを早めた。
「あああっ、ああっ、ああっ」
リズミカルな、あえぎ。
指の節で擦るたびに、どんどん新しく熱い湿り気が滲み出す。
ついにはブルマの吸水性を上回ったのだろう、太ももの内側に垂れ始めた。
「ぅあっ、ぅあぁっ……!」
涼夏の感じている声が、図書室中に響き渡る。
身体の震えがいっそう激しくなった。やがて。
「あっ……ぅっあぁぁーっ!」
その瞬間、俺をぎゅっと強く抱きしめながら、涼夏は膝から崩れた。
びっくりした俺はそれをなんとか持ち上げ、椅子に座らせた。
床には透明な液体が、水たまりを作っている。
「っはぁはぁはぁ……どうやら……」
ぐったりして水たまりを見つめながら、息の荒い涼夏は言う。
「はぁ、わたしは……はぁ、軽く、イってしまったようだな……」
力無く、両足を投げ出すように座る涼夏。
涼夏は頭をゆっくり上げ、右に傾けた。
オレンジ色に傾いた日の光が、涼夏の眼鏡に反射する。
スカートはぐしゃぐしゃに乱れ、色の変わったブルマが覗いている。
彼女の髪は、汗でひたいに張り付いていた。
俺はそのようすを、まるで夢でも見ているかのように見つめていた。
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